こんにちは、はらおです。
今日は小倉広さんの書かれた「もしアドラーが上司だったら」の本について紹介していきます。
皆さん、アドラー心理学は知ってますか?「嫌われる勇気」で有名になったやつですね。心理学の三大巨匠、フロイト、ユングに並ぶもう一人がアドラーです。私が感じたアドラー心理学の特徴としては、今後どうするかという「行動」に焦点があてられているところだと思います(私の感想です)。なので、アドラー心理学は仕事にも使えそうだなと思っていたところ、今日紹介する本に出会いました。物語調の本なので非常に読みやすかったです。
ストーリーとしては主人公のリョウ君のもとに、まるでドラえもんのような風貌のおじさんが上司としてやってきます。そして言うのです。「僕のことはドラと呼んでくれ」と。自分のことを本気でドラえもんだと思ってるのかと笑いそうになったところ、どうやらアドラーのドラから取ってきているという話が耳に入ってきました。なんとも紛らわしい…。そんなリョウ君がドラさんから一つずつ宿題をもらいながら、社会人として成長していく物語です。
さて、ここでは第1章の宿題(物語)だけ紹介します。それは、「できている」ところに注目する、というものです。
ある日リョウ君は、寝坊して朝のルーティンであるランニングができず悔やんでいました。その時にドラさんにこの宿題を投げかけられます。でもランニングができなかったことは事実で、今週は2回しか走っておらず不甲斐ない結果なのは変わらないじゃないかと言い返すと、週2回もできているじゃないか、どうしてできていることに注目しないんだと言われます。
それでも納得できず、自分を甘やかしてたら成長が止まると反論すると、じゃあ『自分が今まで進歩したなあ』と感じた時のことを思い出してみてくれと言われます。最初はうまく営業できなかったけど、トークなどを工夫したらだんだんと契約が取れるようになって、よし、もっとやってやるぞと気合いがどんどん出てきたことを思い出します。そして、その時間違いなく「できている」自分に注目をしていたことも思い出します。そしてドラさんは続けます。人は「自分には能力がある、自分には価値がある」とそう思えたとき、つまり困難を克服する「勇気」で満たされるとエネルギーが湧いてくる。だから、自らを勇気づけてエネルギーを湧かせるために、「できている」ことに注目することが重要なんだ、と。そしてリョウ君はこの宿題に取り組むことを決心するのです。
いかがでしたでしょうか。ついつい自分の「できなかったこと」に目を向けてしまいがちですよね。でも自らを勇気づけるために、私もこれからは「できている」ことに目を向けようと思います。そんな教訓が第2章以降も続きます。興味が湧いた方は、ぜひ本書を手に取って読んでみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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