こんにちは、はらお(の飼い主)です。
今日は、ナシーム・ニコラス・タレブさんが書いた「反脆弱性」から学んだこと(一部)について書いていきます。以下のような人に読んでほしいです。
・将来どうやって働いたら安定できるのか悩んでる人
・不確実な世界を生き延びる考え方を知りたい人
さて、本題ですがいきなりですがクイズです。あなたは以下のAかBのどちらかの山に行かなければなりません。AとBのうち、山火事で大惨事にあう(リスクの大きい事象に遭遇する)可能性が高いのはどちらでしょうか。
A:小規模な山火事が頻繁に起きている山
B:山火事を一切起こさないように対策したため最近全く山火事が起きていない山
はい、答えはAですよね。わかります。そんなに頻繁に山火事が起こっていたら危ないですから、答えはAです。
・・・と言いたいところですが、答えはBです。なぜか。Aの山では頻繁に(小規模な)山火事が起きていることから、山の中に燃えやすい物質がほとんどなくなった状態になっています。一方Bは、最近山火事が起きていないため燃えやすい物質が至るところに存在し、一度山火事が起こってしまったらどんどん火が燃え盛っていくことになります。
さて、何が言いたいのか。それは「小さなリスクを恐れて避けていると、かえって大きなリスクが発生してしまう」ということです。Bの山のように一切のリスクをさけると、大規模な「もしも」が発生したときに悲惨なことになります。それを解決するにはどうしたらよいのか。決まってますよね、思い切って小さなリスクを冒すのです。
もう少し正確に言えば、「安全策」と「小さなリスクを冒すこと」を両方選択することを著者のタレブさんは推奨しています。そしてそれをバーベル戦略と呼んでいます(バーベルは両脇に重りのついた棒ですが、極端なものが両端にあるもいえます。「安全」と「リスク」の両方を選択することからバーベル戦略と名付けています。)。
バーベル戦略を働き方で考えてみると、「安全策」は会社員などで従業員として働くことでしょう。そして「小さなリスクを冒すこと」は?副業などで自らの力で稼ぐことでしょう。安定的に会社員としての給料を稼ぎつつ、自らの力で稼いでいけるように実力を高めていく。それが本当の安定した働き方ではないでしょうか。
あなたも本当の安定を求めて、「バーベル戦略」を取ってみませんか?
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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